芳醇で優雅な味わいをお楽しみいただける、10月後半に収穫された遅摘み(ヴァンダンジュ・タルディヴ)のブドウを使用した甘口ワインです。
古くから良質な甘口ワインの産地としても知られてきたアルザス地方。雨が少なく(年間降雨量500~650㎜)、日差しも十分にあり(年間日照時約1,800時間)、また昼夜の寒暖差が大きい、という自然の恩恵を受けて、健全に成熟したブドウから、この地域ならではの良質な酸と甘みが美しく調和した、高貴な甘口ワインが生まれると言われています。
沖積土壌の自社畑で環境に配慮した農法(リュット・レゾネ)にて栽培された平均樹齢15~25年のゲヴュルツトラミネールを丁寧にプレスして、約5週間かけてゆっくりと発酵。マロラクティック発酵はせずに、アロマの複雑性と骨格を引き出すためステンレスタンク内でオリとともに育成され、オリ引きして瓶詰されます。
元々はアルザス・アメルシュヴィールの栽培農家として長い歴史を持ち、1970年代に家業を継いだ7代目アンリ・エーラールによりワイン造りを開始、現在では8代目シリル・エーラールとソフィー・エーラール、そして醸造家のローランス・シャッツも加わり家族経営を貫く生産者です。
2016年、2019年、2020年とパリ農業コンクールにてワイナリーとして「卓越賞(Prix d’Excellence)」を受賞。創業時から規模は広く拡大しながらも、いまだに年間生産量のおよそ7割がフランス国内で消費される信頼の造り手です。
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