MERCUREY 1er Cru CLOS MARCILLY MONOPOLE Rouge
赤・スティル/中重口 2017フランス
メルキュレ プルミエ・クリュ クロ・マルシリィ・モノポール ルージュ 2017 はバックオーダーとなっており、在庫が戻り次第、出荷されます。
北のコート・ド・ボーヌから南のマコネーまで、長さ25キロメートル、幅7キロメートルにおよぶワイン生産地区コート・シャロネーズ。その北部の、リュリー村とジヴリ村の間にメルキュレ村はあります。中世からルネサンス期にかけて中心都市として栄えたメルキュレ村は、教会や城などの美しい歴史的建造物や遺跡が多く観光地としても有名ですが、コート・シャロネーズを代表するワインの銘醸地として知られています。1943年に、メルキュレ初のプルミエ・クリュとして正式に認定された5つのうちの1つが、クロ・マルシリィの畑です。「クロ」はフランス語で“石垣などの塀で囲われたブドウ畑”という意味で、「マルシリィ」はガリア語の“3月”に由来しています。クロ・マルシリィは2016年以降、レ・エリティエ・サン・ジェニが単独所有しています。この地は粘土石灰岩土壌で、標高228~240m。7.5ヘクタールの区画は壁で囲まれていて、霜からブドウを守る役割をしています。様々な樹齢の木から収穫されたピノ・ノワールを使用し、最も古いもので樹齢65年のものまであります。馬を使用した伝統的な耕起方法を用い、除草剤は使用しません。スキンコンタクト、発酵ののちマロラクティック発酵を行い、228リットルのオーク樽で16ヵ月間熟成させてからリリースされます。「2017年はとても良いヴィンテージ。ピノ・ノワールが軽いミルランダージュ(結実不良)を起こしたが、結果として色濃く凝縮された良質なワインが生まれた。」と生産者は語ります。熟したシルキーなタンニンとエレガントで豊かなアロマ、そして熟成の可能性を秘めた素晴らしいヴィンテージです。コート・ド・ボーヌ地区シャサーニュ・モンラッシェ村の中心に居を置くレ・エリティエ・サン・ジェニ。2011年よりパトリス・ドゥ・ジューが畑を所有し、2013年にエノロゴのジャン・バチスト・アルインコが醸造責任者を務めています。「良いブドウがなければ良いワインは造れない。良いブドウの為には手間を惜しまず、愛情と情熱を持って育てること」を信条に、栽培は除草剤を使わず肥料を最低限に抑え、2017年以降は耕起の際、馬による牽引を導入。ブルゴーニュの伝統を守りながら自然に配慮したワイン造りを行っています。※本文中の製造方法、商品エチケット等は予告なしに変更されることがあります。
美しく輝くルビー色。クランベリー、ストロベリーなどの赤系果実を想わせる香りに、バラ、バニラ、紅茶葉、わずかにホワイトマッシュルーム、バルサミコ、グリーンペッパーのニュアンスも伴い複雑な印象。口当たりは滑らかで、充実した果実味に豊かでしなやかな酸味が溶け込みボディを引き立てる。繊細でシルキーな渋味とスパイスの余韻が長く続く、エレガントな赤ワインです。