VINTAGE 2009 LADY BLANC DE BLANCS 1er Cru
白・発泡/辛口 2009フランス
ヴィンテージ2009 レディ ブラン・ド・ブラン プルミエ・クリュ はバックオーダーとなっており、在庫が戻り次第、出荷されます。
シャルドネの聖地、シャンパーニュ地方コート・デ・ブラン。「白い丘(Côte des Blancs)」の名の通り、あたりには白亜石灰質土壌の丘陵地帯が広がり、世界最高峰のシャルドネを生み出す土地の一つとして知られています。この地で1950年に誕生したシャンパーニュの造り手シャンパーニュ・ポール・グールによる「ヴィンテージ2009 レディ ブラン・ド・ブラン プルミエ・クリュ」は、樹齢35年以上のシャルドネ100%から造られ、10年以上の瓶内熟成を経た、シャンパーニュ・ポール・グールの真髄と言える1本です。「ヴェルテュ」のシャルドネが持つエレガンスを表現するため、シャンパーニュ・ポール・グールにはプルミエ・クリュの畑のみを使用します。栽培方法は環境への負荷を抑えたリュット・レゾネ。自らの土地の歴史と未来を考えた上での選択です。土地が育んだブドウのピュアネスを尊重し、木樽での一次発酵はせず、ステンレスタンク発酵のみ。ゆっくりと熟成し豊富な酸をたたえたシャルドネが、時間をかけてしなやかに変化することで醸し出す複雑さを生かすため、ドサージュは最小限に抑えられています。132ヶ月間(11年)の長期の瓶内熟成を経て、デゴルジュマン(オリ抜き)後に6ヶ月寝かせています。
シャンパーニュ・ポール・グールが拠点を構えるのは、コート・デ・ブラン最南端に位置し、グラン・クリュ ル・メニル・シェール・オジェ村と隣接しているヴェルテュ村。かつてヴェルテュ村で8軒の家族が寄り合ってはじめた生産共同組合は、今では80軒の農家と120haのブドウ畑を所有します。「ポール・グール」の名は、ヴェルテュ村でシャンパーニュの歴史を切り拓いた人物でもあるポール・グール村長に由来し、先人たちの精神をそのまま引き継ぎ、真摯にシャンパーニュと向き合います。テロワールへのリスペクトを込めて作られるシャンパーニュとして国内外で評価が高く、Japan Champagne of the Year 2019ではスタンダード部門で最高賞となる「グラン・コメット」を受賞しました。その他、数多くの受賞歴に加え、国内外の星付きホテルやレストランからも引き合いの絶えない信頼の作り手であり、ルイ14世の宮廷に仕える貴族たちによって設立されたシャンパーニュの愛好団体「シャンパーニュ騎士団」の一員でもあります。※本文中の製造方法、商品エチケット等は予告なしに変更されることがあります。
美しく輝く淡い黄金色。非常に繊細できめの細かな泡が長く続く。クリーンな印象で、熟れた桃、洋ナシ、リンゴを想わせるリッチな香りに、ジンジャーやシナモン、イースト、バター、モカ、ドライフルーツ、ナッツなど複雑で優美なブーケが続く。口当たりは柔らかくクリーミー。デリケートな果実味に、シェリーや白いバルサミコ酢に似た豊かな酸が広がり、余韻に感じる僅かなスパイスが心地よい。シャルドネのエレガンスが見事に円熟した、まさに“LADY”の名に相応しい清らかでしなやかなスタイルのシャンパーニュ。