「誠実であれ」。
カバ誕生からの歴史を継承するファミリーに生まれたペレ・ベントゥーラ氏が、1992年にカバのボデガとして自らの名前を冠したペレ・ベントゥーラを設立して以来、胸に抱いている言葉です。
目指すカバのスタイルは、エレガンスであること。カタルーニャの土地を知り、ブドウを知り、そしてカタルーニャの風土と人を誰よりも愛するベントゥーラ氏が辿り着いたひとつの答えです。
契約農家も含めると現在は328ヘクタールのブドウ畑を有しますが、ペレ・ベントゥーラ氏は熱意ある栽培家が土地に敬意を払い、努力とプライドを惜しみなく注げることそのものに大きな価値を置きます。そして、かけがえのない自然の恵みと栽培家の努力に敬意を払い、醸造家が1本のボトルに最大限の努力と熱意を注ぐことに価値を置いています。
ブドウ畑では、農薬の使用を抑えるとともに過度な人的介入はできるかぎり控え、畑と周りの自然環境のエコシステムを尊重します。果実冷却のエネルギーを抑えるため収穫は朝に行います。物資はできる限り地元で調達し、オフィスではできる限り自然光の下で働きます。
ワイナリーを地下に建設したのは、長期的に使用エネルギーを抑えることも目的ですが、愛するカタルーニャの風景との調和を目指したからでもあります。醸造においても、できる限りブドウのピュアネスを引き出すことに努め、自然の温湿度が保たれた地下の貯蔵庫でゆっくりと時間がカバを熟成させるのを待ちます。
「カバ ヴィンテージ ブリュット グラン・レセルバ」には、ペネデスの中心、モンセラート山の麓で標高200から250mに位置する自社畑「カン・バス・パラヘ・カリフィカード」から厳選された区画のチャレッロとシャルドネを使用します。
果実は、糖度、凝縮されたアロマ、酸のバランスが最適となるタイミングを見極め、手作業で収穫後すぐに0.5気圧という低い圧力で房ごとプレスされ、低温で管理されたタンクで24時間から48時間静置されます。テロワールを尊重することと、複雑性をより高めることを目的として、木樽は使わずステンレスタンクで品種ごと自然酵母によって発酵します。マロラクティック発酵はせずに、地下熟成庫で43ヶ月の瓶内熟成を経てリリースされます。
※本文中の製造方法、商品エチケット等は予告なしに変更されることがあります。