ヴィーニャ・サン・エステバンによる「イン・シトゥ シングル・パーセル ピノ・ノワール」。ピノ・ノワール100%から造られた、熟した赤系果実の豊かな味わいが特徴の赤ワインです。
太平洋からわずか14km、海からの影響を大きく受けるカサブランカ・ヴァレーにブドウ畑はあります。粘土層に重なる砂質土壌によって、約30cmの根が水はけのよい土壌に張りめぐらされ、夏でも粘土の塊から水分を調達することができます。沿岸の冷涼な風によってブドウは穏やかに成熟し、果実味の際立ったDOアコンカグア・コスタのワインになります。銘柄名にある“イン・シトゥ”とはラテン語で“ここ”という意味。このワインの起源であるテロワールを強く表しています。
ブドウ畑は標高200mに位置し、およそ1ヘクタールあたり5,000本の植密度で植えられています。ギヨ式で仕立てられ、平均樹齢は10年。すべて手摘みで収穫します。環境にやさしい農法を実践し、チリ独自の認証である「ワイン・オブ・チリ・サステイナブル認証」を取得しています。
フレンチオーク樽で10ヶ月熟成され(新樽率40%)、瓶内熟成12ヶ月を経てリリースされます。
ヴィーニャ・サン・エステバンの創業者ホセ・ビセンテは、アンデス山脈の麓アコンカグア・ヴァレーの地で、国際的にも認められる高品質なブドウの栽培を確立しました。ボルドーやカリフォルニアで「シャトー・ムートン・ロートシルト」や「ムートン・カデ」のワインメイキングにも携わってきた息子オラシオがワインメイカーとして参加し、1974年に設立しました。
アンデス山脈の麓の高い標高でのブドウ栽培、チリ有数の年間日照時間、北風と海岸からの海風による昼夜の激しい寒暖差、まさにワイン造りを約束された土地で、父子の持てる知識と経験を融合させて造り出すワインは、チリ国内での確固たる評価を得て、今やグローバルレベルでの高い信頼を獲得しています。
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