フラテッリ・ポンテによる「ロエロ・アルネイス レヴィラベル」。土着品種のアルネイスを100%使用した、ミネラリーで華やかな一本です。
ワインを彩る印象的なラベルを手がけるのは、著名なグラッパの蒸留家、故ロマーノ・レヴィです。ポンテファミリーとロマーノの友情は、レナート・ポンテがアルバ醸造学校最終年の時、学校誌「NUMERO UNICO」の編集に携わっていた1998年に遡ります。レナートはロマーノの蒸留所を訪ね、雑誌「Enotria1998」の表紙デザインを依頼。ロマーノは快諾し、ここから交遊関係が始まりました。
2007年にロマーノはロエロ・アルネイスのラベルを描いています。このラベルは、彼の多くの作品に登場する神秘的な女性、ドンナ・セルヴァティカをモチーフにしています。手造りのグラッパとイラストで伝説を残したロマーノが亡き今も、ヴィンテージごとにロマーノ直筆の数字を組み合わせてエチケットを作り直し、敬意を表し続けています。
ロエロ地区の標高300mにあるブドウ畑は砂質を多く含む石灰質土壌で、1ヘクタールあたりの収量は10,000kg、植密度は4,000本です。
9月初旬、ブドウは手作業で厳しい選別を行いながら収穫されます。18℃に保たれたステンレスタンクで10~15日間発酵。マロラクティック発酵ののち、シュール・リーの状態で3ヶ月の熟成を経て、リリースされます。
醸造家から以下のコメントが届いています。
「花のアロマやミネラル感があり、リッチで、瓶内で長期熟成が可能な特別なワインであることから、ロエロ・アルネイスは“白いバローロ”と称されています。瓶内で一年熟成させることで丁度良い飲み頃になります」
ロエロとモンフェッラートの間のサン・ダミアーノ・ダスティにカンティーナ(ワイン醸造所)と畑を持つ、フラテッリ・ポンテ社。第二次世界大戦後、祖父カルロが小さな畑でバルベーラの栽培を始めました。畑を引き継いだ父ジュゼッペ、母ジョヴァンニがブドウとワインの生産を拡大し、現在では彼らの子供たちである三世代目のレナート、イヴァン、マッシモそしてメリーの兄弟たちも加わり、現在へ至ります。ブドウ畑での作業、そして醸造から瓶詰めまでの処理のすべてを家族で行い、絆と熱い情熱をもって60年以上にわたりワイン造りに励んでいます。
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