ピエモンテの名門ワイナリー、ミケーレ・キアルロによる「コンタッチ!」。
商品名の由来は「驚き」を表わすピエモンテの方言「Countacci」で、創業者ミケーレ・キアルロ氏の郷友がこのワインを飲んだ時、思わず口にしたことから名づけられました。
使用する品種はバルベーラ40%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、シラーズ30%。土着品種の栽培が主なエリアですが、ミケーレ・キアルロの土地の区画の一部がカベルネ・ソーヴィニョンとシラーの栽培に非常に適していることが分かり、これらをバルベーラとブレンドしました。国際品種を50%以上使用しながらも、地元のワインをこよなく愛するキアルロ氏の友人をもうならせた一本です。
畑は南から南西向きの斜面にあり、標高250m。凝灰質の白い泥灰土には有機物の含有量は少なく、ホウ素やマグネシウムなどの微量元素が豊富に含まれています。樽で12ヶ月、瓶内で6ヶ月熟成ののちリリースされます。
創業者のミケーレ・キアルロ氏は5世代にわたるブドウ栽培農家に生まれ、1956年にカラマンドラーナの地で小さなワイナリーとして醸造をスタート。地元で日常ワイン用として栽培されていたバルベーラ種を世界的レベルまで昇華させ一躍その名を広めると、徐々に畑の規模を拡大し、比類なき繊細さと複雑さを併せ持つバローロを産出するチェレクイオ、歴史的に最も有名な畑と呼べるカンヌビ、ブルナーテなどのクリュを購入。輝かしい受賞歴を重ね、イタリアの主要18社からなるグランディ・マルキ協会にも所属するなど、世界各国で確固たる評価を獲得している造り手です。2023年にこの世を去るまで、イタリアの土着品種を使用したエレガントで複雑な、バランスのとれたワインを造り続けました。
現在は二人の息子、ステファノ氏とアルベルト氏がそれぞれ栽培と醸造、セールスとマーケティングの分野で腕を振るい、ミケーレ氏の功績を受け継いでいます。
※本文中の製造方法、商品エチケット等は予告なしに変更されることがあります。