ヴィーニャ・サン・エステバンによる「イン・シトゥ グラン・レセルバ カベルネ・ソーヴィニヨン」。よく熟した果実味と豊かで上質な酸味が調和し、長い余韻を楽しめる赤ワインです。
チリの首都サンティアゴから68km北に位置するアコンカグア・ヴァレー。地中海性気候に属し、夏は雨が少なく乾燥する地域です。粘土や浸食された岩が豊富な土壌があります。 この特徴的な土壌が持つ水はけのよさと肥沃度の低さ、そしてアンデス山脈から吹き下ろす夜間の冷涼な風による日較差によって、ミネラル感と果実の表現が際立つブドウが造られます。 銘柄名にある“イン・シトゥ”とはラテン語で“ここ”という意味。このワインの起源であるテロワールを強く表しています。
ブドウ畑はアンデス山脈の麓の標高850~950mの東向き斜面に位置し、およそ1ヘクタールあたり4,000本の植密度で植えられています。ギヨ式で仕立てられ、平均樹齢は25年。すべて手摘みで収穫します。環境にやさしい農法を実践し、チリ独自の認証である「ワイン・オブ・チリ・サステイナブル認証」を取得しています。
イン・シトゥ グラン・レセルバ カベルネ・ソーヴィニヨンはカベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、カベルネ・フランとカルメネールが少量ブレンドされます。ステンレスタンク発酵後100%オーク樽で12か月間熟成され、複雑さを出すために80%はフレンチオーク樽、20%はアメリカンオーク樽、そのうち25%は新樽を使用しています。その後瓶内熟成6ヶ月を経てリリースされます。
ヴィーニャ・サン・エステバンの創業者ホセ・ビセンテは、アンデス山脈の麓アコンカグア・ヴァレーの地で、国際的にも認められる高品質なブドウの栽培を確立しました。ボルドーやカリフォルニアで「シャトー・ムートン・ロートシルト」や「ムートン・カデ」のワインメイキングにも携わってきた息子オラシオがワインメイカーとして参加し、1974年に設立しました。
アンデス山脈の麓の高い標高でのブドウ栽培、チリ有数の年間日照時間、北風と海岸からの海風による昼夜の激しい寒暖差、まさにワイン造りを約束された土地で、父子の持てる知識と経験を融合させて造り出すワインは、チリ国内での確固たる評価を得て、今やグローバルレベルでの高い信頼を獲得しています。
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